台風19号シャンシャンが南に最大1メートルの雨をもたらす恐れがあり、日本は400万人に避難を呼び掛ける

ヘレン・リーガン、ロバート・シャッケルフォード、小倉純子著

2024年8月29日、大分県由布市で、台風シャンシャンによる大雨による洪水で農地が水没した。

共同通信/ロイター

東京パンプキンニュース -

台風シャンシャンが木曜日に上陸し、数千人の住民が停電し、ハリケーン級の風、集中豪雨、危険な高潮が九州を襲い、日本の南部の約400万人が避難を求められている。

気象庁は、このゆっくりとした暴風雨に対して異例の緊急警報を発令し、記録的な大雨が予想され、日本の本島最南端である九州の大部分に被害をもたらす洪水や土砂崩れが予想されると発表した。

数百の航空便が欠航し、新幹線の運行が停止され、自動車メーカーのトヨタなどの大手企業が工場を閉鎖した。

日本の当局は木曜日、九州の大分県の町々に「生命の危機」が差し迫っていると警告し、最高度の台風警報を発令する中、5万7000人に「命を守る行動」をとるよう呼び掛けた。九州全域に２番目に高い警戒レベル４の避難勧告が出ており、住民３７０万人に影響が出ている。

地方自治体によると、木曜朝の時点で島全体で少なくとも１人が行方不明となっており、数十人が負傷している。今週初め、シャンシャンの破壊的な風と雨によって引き起こされた地滑りで3人が死亡した。

合同台風警報センター（JTWC）によると、台風シャンシャンは、カテゴリー1の大西洋ハリケーンに相当し、九州をゆっくりと北上しながら勢力を弱めている。暴風雨の中心は佐世保市の南東約150キロ（90マイル）で、最大風速185キロ（115マイル）で本土を襲った。

2024年8月29日、大分県宇佐市で、台風シャンシャンによる強風で倒れた倒木の前を歩く男性。

嵐が上陸した場所に近い宮崎からのビデオには、倒された送電鉄塔や木の枝やその他の瓦礫が散乱する道路が映っていた。

台風から遠く離れた日本の地域も、帯状の定常的な大雨の影響を受けています。

蒲郡市危機管理課によると、火曜日遅く、愛知県中部で家屋が崩壊し、一家５人が土砂崩れに埋もれた。この事件で70代の夫婦と30歳の男性の3人が死亡した。４０代の女性２人ががれきの中から引き上げられ生き残ったが、１人は重傷を負った。

シャンシャンは勢力を弱めているものの、時速10キロ（7マイル）でゆっくりと移動しており、大量の雨を島に降らせている。嵐の速度が遅いほど、同じ地域を数時間または数日にわたって強い突風や暴風雨が襲い、より破壊的なものになる可能性があります。

すでに降雨量は多くの地域で0.5メートル（20インチ）を超えており、予報官らは一部の孤立した丘陵地帯では総降水量が1メートル（40インチ）に達する可能性があると述べている。

日本の林芳正官房長官は木曜日の記者会見で、「記録的な大雨が予想される」とし、当局は「被害状況を評価し、緊急災害対応策の実施」に努めていると述べた。

林氏によると、暴風雨により700便以上の航空便が欠航となり、九州を走る主要高速道路の数十区間が通行止めとなった。九州新幹線と西九州新幹線も運休した。

林氏は「今後、台風の影響がさらに広がることが懸念される」と述べた。

九州電力によると、木曜日の朝、九州の25万5150世帯以上が停電した。

自動車メーカーのトヨタ、ホンダ、マツダ、日産などは、嵐の進路上で工場の一部操業を停止した。

2024年8月29日、日本の南西部、宮崎市で、台風シャンシャンによる強風で飛ばされた物体が送電線に取り残される。

シャンシャンは東に向きを変えて九州を通過し、木曜日の終わりまでに熱帯低気圧に弱まると予想されています。

引き続き日本の南西部をゆっくりと進み、その後、週末を通じて、さらには来週初めにかけて、はるかに弱い嵐として中部地方に侵入するでしょう。

日本の残りの地域における主な脅威は引き続き広範囲にわたる大雨で、四国と本州の一部の地域では0.5メートル（20インチ）を超える雨が降ると予想されている。

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